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2005年01月31日

日記: 日常3点盛り

・一月をおさらいする
〜目標の検証〜

1、「早寝早起き」
早寝のみ実践→達成率50%
2、「2日に1冊読書」
集計結果は21冊→達成率140%
(内訳は漫画16冊、小説5冊)
漫画を1冊にカウントするのか
についてはもちろんかなり悩んだが
カウントしないなら、ではどうなる
それに絵付きの本より字だけの本が偉い
などという昭和的なスノビッシュも
ナンでしょう?
なので思い切ってカウントすることに。
それでも何かズルした感が残るので
漫画にも感想文を書く線で合意。
2月も軽く目標達成できそうです、
みなもと太郎『風雲児たち』20巻
が近日中に届く予定なので。
やっほ〜
3、「節酒」
本当はこんなタームは腐りやがれ
なのですが胃痛と背中痛で弱気になり
うっかりたててしまった
仕上がりは順当→達成率90%
ここから飲むと飲み過ぎラインを
苦節10年にしてようやく会得
ラインを越える楽しみが増えた
ともいえます。
不倫みたいです・・・

2月は短いので要注意。
集中していこうと思います。

・携帯電話の買い替え

DoCoMo N502it→N900is
カメラやテレビ電話やドラクエが
付いているナウい電話
しかもウチは安い!
と金髪で唇の色の悪い女店員が
しきりに勧めるので買うことにしたら
なんと600円だった。
元ヤンは信用できますね。
携帯事情にとことん疎いのですが
せっかくなのでテレビ電話の可能性を
あれこれ思案中です。
やっぱりアレかな・・・

投稿者 shiori : 16:05 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年01月21日

日記: カメラさん、いらっしゃい

とうとう、というか、はやばや、というか
やっぱり、というか、びっくり、というか
そんなことはどうでもよいのです
とにかく私は体調を崩しまして病院へ
おそらく(まさしく)飲み過ぎ
昨年師走上旬より胃痛・背中痛があり
そこに騙し騙し暴飲暴食を重ねること
ミルフィーユのごとし
年明けには痛みで酒が進まず
胃潰瘍だか胃炎だか
もはやこれまでと観念したものの
胃カメラが恐くて病院に行けない
以前喉にポリープができた時
鼻から挿入した小型カメラが
それはもうただものではなく
殺されそうになった
胃カメラはあんなものではないと
聞かされれば出足が鈍って当然ですよ?
それでも飲みたい酒が飲めないのは
蛇の生殺しのようなもの
いざ、内視鏡を備えた総合病院へ!

総合初診受付で問診票を書く
病状、身長、体重、血圧、既往歴、
家族の既往歴(我が家は凄まじい)
そして最後に
ガンの場合告知を希望しますか
という恐ろしい質問に

希望します

とまで書いたのに
(明らかに軽症の人は来ないで下さい)
という顔でココは激混みだし(確かに)
紹介状がないと診察が難しいので
町医者、例えばアソコはいいわよ?
と、やんわり追い返されました。
死に到る大病だったら恨んでやる
と思いながらすごすご退散
紹介された町医者に向かいます。
新横浜の「城クリニック」
尿検査、血液検査、触診の結果
特に異常はないのだが
30だし、一応胃カメラ飲んどく?
という流れには逆らえず
ウチの胃カメラ、全く辛くないから
気持ちいい〜って終わるから大丈夫
ぜってえ〜うそだ、と思いながら
セールストークに乗せられて
では明朝9時に、という運びに。

そして翌日、結果からいって
確かに全く辛くなかったのです。
ベッドに横たわり右手に血圧計
左手に点滴、口には小メガホン
私はあなたのもの、好きになさって
「それではお薬入れていきますね」
ぶちゅうう〜
うわあああっ
と思わず声を漏らす私
体中を薬が駆け巡り体が痺れる、
しかしその3秒後には
とろ〜ん、ぽわ〜ん、うふ〜ん
おやすみなさい・・・
つまりですね、うとうとしている隙に
カメラさん、いらっしゃ〜い?
君のお腹にズームイン!!
だから痛くも痒くもなく
かといって昏睡しているわけでもなく
要はラリっているのであって
後になってぼやっと思い出したのですが
(これもラリっている証拠です)
「わあ、もう終わっちゃったなんて
 先生ったら素敵・・・」
「わ、隣のおじさん、いびきかいてる
 うふふふ」
などと独り言を大声でいう私(赤面)
それからしばらくうとうとした後
看護士さんに起こされ時計を見ると
ゆうに二時間が経過
随分体に悪そうな薬だなと思いました。
その後先生と面談
先生「辛くなかったでしょ?」
私「はい、気持ち良かったです」
先生「何回もすると中毒になるんだよね」
私「ああ、やっぱり、なるほど」
先生「ところで君の胃なんだけど
う〜ん、ぴかぴかなんだよねえ・・・
食道も十二指腸も。どうして痛いんだろう?
とりあえず飲み過ぎと辛いものに気を付けて」
ということで異常は見つかりませんでした。
それはそれで大変よかったのですが
それではあの痛みは一体何なのだ?
という疑問は残るのですが
まあ、そうこうするうちに痛みも減り
昨日あたりからまた飲み始めました。
痛かろうが痛くなかろうがやはり
胃カメラはかなりアウェイなので
「ほどほど」
とかいう単語を意識しつつ
飲食を楽しみたいと思います。

投稿者 shiori : 16:07 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年01月19日

日記: チンパンジー

その祖母と一緒にクイズ番組を観る。
次のうち、とけないものはな〜んだ?
こおり
みず
クイズ
ゆき
・・・はいっ、み、みずっ!
ぴろろろ♪
だとかいう邪悪な罠を素早く見抜く問題で
次のうち、花じゃないのはど〜れだ?
チューリップ
コスモス
チンパンジー
カーネーション
・・・(冷笑)チンパンジー!
ぴろろろ♪
と私が威勢よく答える横で
祖母「チンパンジーて〜て、花じゃろ?」
私「・・・」(腹が痙攣)
祖母「うちの庭にもぎょうさん咲いとった」(きっぱり)
私「がはは、それはパンジーでしょ、チンパンジーは猿だよ、
 チンはいらない、チンは、がはは」
祖母「ほうかな、ほな、チンってなに?」
私「・・・」(再び腹が痙攣)
(ここですかさず口を挟む母)
母「チンは猿よ、猿ってこと。
 チンパンジーはパンジーみたいな顔、しとろ?」
祖母「ほうよのう、ほうほう」(にこにこ)
私「・・・」(再々度腹が痙攣)

チンパンジー問題は
母のアポロンの神託のような
暴力的な言葉で無事解決したのですが
正しいことが何も偉いわけではないんです
モノを知った大人なら誰でも
口にしそうな口上も
実践するのはなかなか難しく
東に間違いを口走る者があれば
ああ、あなた、それは違いますよ
と、咄嗟に人さし指を立て
西に浮かれ調子の者がいれば
ああ、お前は何もわかっちゃいない
と、思わず首を振ってしまうもの、
しかし例えばチンパンジーの場合
私たちにとって最上の幸福は
ずずずと熱いお茶をすすり
ふううと穏やかな溜息をつくこと、
正しいことをどれだけ正しく教示しようと
それはただの野暮
色気もなければ毒気もない。
老人と暮していると時々
諦めにも似た脱力の後に見え隠れする
色や毒といったものについて考える。

投稿者 shiori : 16:08 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年01月12日

日記: 井の中の蛙

救急車に乗った。
というのも先日、風呂場でガタン!
慌てて覗くと、うずくまる祖母
生きてる?死んでる?
慌てて119、病院に搬送される祖母
結果からいえば
熱湯&長湯でノビただけのようです
でも老人はそういう類いで簡単に死にます
水没などもありえますから
入浴は必ず見張るように、お願いしますよ
と救急隊の人に叱責される私たち
どんぶり勘定な介護を少しだけ反省
祖母が無事で本当によかったです。

それにしても救急外来の待合室は
世にも特異な空間
みんな極度に慌ててやってきた
→ノーメイク+出鱈目な格好
みんな極度に心配している
→ひそひそ声+重苦しい空気
という共通点があるものの
ここまでジャンルの違う人間が
一堂に会することはなかろうと思われた。

・母と私(55・30)
・玄人筋の母とその息子(50・25)
・母と乳児(30・0)
・エリート風背広の男性(40)
・性別不明の中学生(15)
・酒焼け声の母と百貫デブの娘(45・20)
・そっち系一族郎党8名(平均35)

と大繁盛の救急外来
中でもそっち系の方々の会話がすごく
「意識戻ることはね〜ベ?」
「まあ、無理だろうね、あれじゃあ」
「今晩がヤマだね、ヤマ」
(と、ここで顔に明らかに殴られた痕のある
 高校生の娘が登場)
娘「今警察から電話あったんだけどお、
 父ちゃん、先週は万引きで捕まったらしい」
母「・・・」
母「アイツはやるなっつうこと、全部やっちまうんだよ、
 アタシはいうことは全部いったよ、バカヤロウが」
娘「母ちゃんは何も悪くない、アイツがバカなんだよ、
  クソジジイがよう・・・(床を蹴る)
  今夜は長くなるから今のうちに寝ときなよ」
母「そうするわ」
(といって長椅子で寝始める母)
(その横で化粧を直す親戚の娘)
(その横であっけにとられる母と私)

病気や事故は万人に平等に襲いかかる
だから病院というのは
無作為抽出集団の優れた例
普段自分がいかに
特定の人としか交わらないか
特定の集団にしか属さないか
そこが全てだと
思い込んでしまっているか。
吠えても所詮カエルなんですわ。
まあ、それもこれも
祖母が無事だと
わかっていたからこその
余裕と収穫。

投稿者 shiori : 16:10 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年01月05日

日記: 正月

蓋を空けてみたら

1229 来客・泥酔・記憶喪失
1230 最強の二日酔い・悪寒
1231 小さく大掃除・頭痛・喉痛
0101 来客・酒・ルル→れろれろ
0102 来客・酒・パブロン→ぐるんぐるん
0103 沈思黙考

いつもにも増して何の気力も起きないので
楽しい本ばかり読んでいました。

・ゲッツ板谷『板谷バカ三代』
こんなにも抱腹絶倒で愛に溢れた本は久しぶり

・島田雅彦『溺れる市民』
男前の余裕が憎い

・内田春菊『彼のバターナイフ』
にやにやしながら頁を繰っていると
ああ、あなたは本当に下ネタが好きなんですね
といわれましたが
それが何か?

・内田春菊『私たちは繁殖している』(全4巻)
猛烈に赤ん坊が欲しくなりました。
私もこの世に女として生を受けたからには
力の限り繁殖していこうと決心も新たに
数の子をたくさん頂きました。

しかしこの漫画を読んでもわかるように
女にとって一連の繁殖行為は大仕事
使用時間だけみても
男は10秒+快感
女は10ヶ月(+快感)+激痛
すごく損な気もしますが
男の場合抱き上げた我が子が
本当に自分の子かどうかは不確かなので
おあいこという気もします。
ラファエロの描くヨハネ(イエスの父)が
うかない顔をしているのは
自分の妻(マリア)が処女受胎だとか何とか
身に覚えのない精子で妊娠・出産したからで
男の根源的な不安を如実に示している
という小気味いい話もあります。
うふふ
折しも頂いた年賀状のほとんどが
WE'VE JUST MARRIED!
生まれます/生まれました
そんな皆様は是非
『私たちは繁殖している』ご一読を!

2005の目標:早寝早起
(そうすれば全てがうまくいくはず)

今年もよろしくお願いします。

投稿者 shiori : 16:11 | コメント (0) | トラックバック (0)