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2005年01月21日

日記: カメラさん、いらっしゃい

とうとう、というか、はやばや、というか
やっぱり、というか、びっくり、というか
そんなことはどうでもよいのです
とにかく私は体調を崩しまして病院へ
おそらく(まさしく)飲み過ぎ
昨年師走上旬より胃痛・背中痛があり
そこに騙し騙し暴飲暴食を重ねること
ミルフィーユのごとし
年明けには痛みで酒が進まず
胃潰瘍だか胃炎だか
もはやこれまでと観念したものの
胃カメラが恐くて病院に行けない
以前喉にポリープができた時
鼻から挿入した小型カメラが
それはもうただものではなく
殺されそうになった
胃カメラはあんなものではないと
聞かされれば出足が鈍って当然ですよ?
それでも飲みたい酒が飲めないのは
蛇の生殺しのようなもの
いざ、内視鏡を備えた総合病院へ!

総合初診受付で問診票を書く
病状、身長、体重、血圧、既往歴、
家族の既往歴(我が家は凄まじい)
そして最後に
ガンの場合告知を希望しますか
という恐ろしい質問に

希望します

とまで書いたのに
(明らかに軽症の人は来ないで下さい)
という顔でココは激混みだし(確かに)
紹介状がないと診察が難しいので
町医者、例えばアソコはいいわよ?
と、やんわり追い返されました。
死に到る大病だったら恨んでやる
と思いながらすごすご退散
紹介された町医者に向かいます。
新横浜の「城クリニック」
尿検査、血液検査、触診の結果
特に異常はないのだが
30だし、一応胃カメラ飲んどく?
という流れには逆らえず
ウチの胃カメラ、全く辛くないから
気持ちいい〜って終わるから大丈夫
ぜってえ〜うそだ、と思いながら
セールストークに乗せられて
では明朝9時に、という運びに。

そして翌日、結果からいって
確かに全く辛くなかったのです。
ベッドに横たわり右手に血圧計
左手に点滴、口には小メガホン
私はあなたのもの、好きになさって
「それではお薬入れていきますね」
ぶちゅうう〜
うわあああっ
と思わず声を漏らす私
体中を薬が駆け巡り体が痺れる、
しかしその3秒後には
とろ〜ん、ぽわ〜ん、うふ〜ん
おやすみなさい・・・
つまりですね、うとうとしている隙に
カメラさん、いらっしゃ〜い?
君のお腹にズームイン!!
だから痛くも痒くもなく
かといって昏睡しているわけでもなく
要はラリっているのであって
後になってぼやっと思い出したのですが
(これもラリっている証拠です)
「わあ、もう終わっちゃったなんて
 先生ったら素敵・・・」
「わ、隣のおじさん、いびきかいてる
 うふふふ」
などと独り言を大声でいう私(赤面)
それからしばらくうとうとした後
看護士さんに起こされ時計を見ると
ゆうに二時間が経過
随分体に悪そうな薬だなと思いました。
その後先生と面談
先生「辛くなかったでしょ?」
私「はい、気持ち良かったです」
先生「何回もすると中毒になるんだよね」
私「ああ、やっぱり、なるほど」
先生「ところで君の胃なんだけど
う〜ん、ぴかぴかなんだよねえ・・・
食道も十二指腸も。どうして痛いんだろう?
とりあえず飲み過ぎと辛いものに気を付けて」
ということで異常は見つかりませんでした。
それはそれで大変よかったのですが
それではあの痛みは一体何なのだ?
という疑問は残るのですが
まあ、そうこうするうちに痛みも減り
昨日あたりからまた飲み始めました。
痛かろうが痛くなかろうがやはり
胃カメラはかなりアウェイなので
「ほどほど」
とかいう単語を意識しつつ
飲食を楽しみたいと思います。

投稿者 shiori : 16:07

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