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2008年02月20日

カタカナ: パジャマ pajama

 就寝時にどのような服装をするのか、Tシャツなのかスウェットなのか、上下とも着るのか、下は履かないのか、人によって季節によって様々だと思うが、昔に比べるとパジャマを着る人は減っているのではないだろうか。少なくとも、わたしはパジャマを着なくなって久しい。かさばるので洗濯が面倒だし、意外と値も張る。ならば、とそのへんのTシャツをかぶって寝るようになった。大学生の頃の話である。ユニクロが登場してからは綿100%のルームパンツ(アクリルが混ざると熱がこもって具合が悪い)を愛用、暑がりなので夏も冬も同じような格好で寝ている。
 パジャマ(pajama)とはヒンディー語で「ゆるいズボン」という意味。インドやペルシャの人たちの履く、だぶだぶパンツのことである。語源は、pa-(脚)+-jama(着物)。それがヨーロッパに伝わって、上着とセットでパジャマと呼ばれるようになった。
 ネグリジェ(negligee)というのもある。これは17世紀にフランスで生まれた寝間着で、当時は男女を問わず着られていた。「だらしない」という意味で、英語のneglect(怠る)と同語源である。お姫様気分を味わえるアイテムであるが、寝ている間にずり上がってお腹をこわしたりするので、わたしは数えるほどしか着たことがない。同じ理由で、旅館やホテルの浴衣も苦手。だから外泊するときはユニクロを持参している。なんとも色気のないこと。
 色気といえば、アメリカ映画ですっぱだかにシーツ一枚で寝ている人を見かける。マックィーンやトラボルタなんかがふさふさの胸毛を光らせて、けだるい感じでベッドに横たわっていると、うっとりしてしまうが、まあ裸は日本人向きではない。地震が多いとか寒いとかいう風土の問題もあるし、個室を持たないという風習も関係しているだろう、裸で寝るのは健康にいいという話も聞くが、なかなか浸透しないと思われる。わたしも何度か経験はあるが(泥酔の果てに寝間着を着ずに寝た)、裸で目覚めるのは実に心もとないものだ。レイプされた気分になったりして。

投稿者 shiori : 13:17

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コメント

なかなかの武勇伝ですね(笑。

僕は酔っ払うと寝るトコ構わず、というところがありますが、不思議とパジャマは着ます。
玄関で寝ていたのに、パジャマは着ていた、とか。

ユニクロで寝る、というのは正しい生き方だと思います。何と言ってもそのまま部屋着にもなるし、ちょっとそこまで、も可能。汚してしまったら捨てればいいですもんね。

武勇伝(赤面)の補足をさせてくださいまし

わたしは、初心さんが不思議とパジャマを着てしまうように
泥酔すると不思議とシャワーを浴びる傾向があり
風呂から出て寝間着を着る前に気絶するものと思われます
まあいずれにしても、女子的ではありませぬ

にしてもユニクロの登場によって
服は着捨てるものという感覚が、よくもわるくも、
浸透しつつあると思います
セーターにしてもTシャツにしても
ワンシーズン以上はもたないように作られていて
いきおい愛着はまったく湧きません
欲をいえば、そういう服は着たくないのですが
そうもいってられない経済事情があり
寝間着だけはユニクロ、と落ち着いている次第

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