2008年01月19日
カタカナ: ミント mint
禁煙して半年が経った。14年間吸い続けたことを考えると、まだまだ禁煙初心者ではあるが、吸いたいと感じることは一切なくなった。禁煙は難しいと聞くが、わたしの場合ある日ふっと喫煙熱が冷めた感じで、吸っている間は愉しかったけれど、未練はほとんどなかった。この感じ、何かと思えば、恋とそっくり。人であれものであれ、わたしという人間はそういう執着の仕方しかできないのだなと万感こもごも到り候。
それで話はミントなのだが、わたしはもっぱらハッカ煙草派(マルボロメンソールライト)、あの清涼感を味わいたくて喫煙していたふしがあるくらい、要はミントが好きなのだった。
ミント(mint)とはラテン語mentha(ハッカ)に由来する言葉で、さらに遡るとギリシャ語のミンターに辿り着く。これはギリシャ神話に登場する美しいニンフの名前で、女神に美貌を妬まれて草に変えられてしまったいう。今ではその爽やかな香りで居場所を知らせているのだそうだ。
ミントの種類はペパーミント(peppermint)とスペアミント(spearmint)に大別される。ペパーミントは清涼感が強く、スペアミントは甘みが強い。だからガムを買う時、より強い刺激を求めるならペパーミント味を選べばいい。ミントには清涼感だけでなく集中力を高めたり眠気防止、二日酔いを軽減する効果もあり、フリスクのモットー、sharpens you up!は一応理にかなっている。また、やせた土地でも育つ繁殖力のある植物なので、世界中で栽培され、古くから料理や薬に用いられている。
ちなみに英語でmintというと「造幣する」という意味もある。これはmoneta(貨幣)というラテン語から派生した別の言葉。
投稿者 shiori : 14:51