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2008年01月17日

カタカナ: バーゲン bargain

 バーゲンの季節である。今年は年末のスキー旅行で散財してしまったので自粛しようと思っていたものの、SALEの血文字(に見える)を前にすると心がめらめら燃えてしまって、BALENCIAGAのセーターなんぞを買ってしまった。おそろしや、おそろしや。
 ところで、bargainとは英語で「契約、取引の交渉をする」という意味である。語源は古仏語のbargaignier(値切る)、古英語のborgian(借りる)から来ているようだ。日本語でいうバーゲンは「バーゲンセール」の略で、最近では「バーゲン」よりも「セール」のほうを好んで使う店が多いように見受けられる。セール(sale)の語源は古英語のsala、「売る、与える」という意で、英語のsell(売る)も同語源である。時々、saldi(サルディ)という文字も見かけるが、これはセールを示すイタリア語である。フランス語だとsolde(ソルド)になる。
 日本のバーゲンは冬と夏の年二回、あとは閉店セールだの店じまいセールだの在庫一掃セールだの、その実施に関しては各店に一任されているが、ヨーロッパでは国によって定められた時期以外に安売りをしてはいけないと聞いたことがある。そのためセール期間には老若男女が行列して、大変な騒ぎになるのだそうだ。時期は一月、二月とおおむね日本と同じだが、たとえばアメリカなどは感謝祭後から、イギリスはクリスマス後から、とそれぞれのしきたりがある。日本のセール期間は一月いっぱい、終わりのほうになると畳み掛けるように値引いたりするから油断ならない。わたしの戦いはまだまだ続くのだった……。

投稿者 shiori : 13:26

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