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2007年10月04日

カタカナ: トトとロト totoand LOTO

 先日totoBIGで6億円の当選金が出たというニュースを聞いた。すごい。鼻血が出そうだ。ならば私も買ってみようかしらんと思うのが人情であり、しかし当たるはずもないのが実情か。totoBIGはJリーグの指定された14試合の結果を、それぞれ勝ち・引き分け・負けの三択で予想するクジである。従来のtotoと違うのは、機械がランダムに予想したカードを買うということ。お勉強は一切役に立たない。100%、神頼みである。しかしまあtotoも4,5試合予測できたところで詮無きこと、神頼みには違いない。
 確率の話をすると、totoは13試合だから全部びたりと当てる確率は1/3の13乗、およそ1/1,600,000である。実際はもう少し高確率で当たるだろう。いっぽうのtotoBIGの一等当選確率は1/3の14乗、およそ1/4,800,000。480万というとだいたい福岡県の人口と同じだ。福岡県に一人。そんなもん、当たるか、というのである。
 トトの語源はイタリア語のトトカルチョ(totocalcio)。これはtotalizzatore(合計、英語のtotal)とcalcio(サッカー)を合わせた造語である。
 ロト(LOTO)というくじもある。英語のlot、lottery(くじ)から名付けられたわけだが、これらの語源は古英語のhlot、元来くじに使う小枝を指す言葉だったようだ。
 現在売られているのはロト6とミニロト。ロト6のほうは1~43までの数字のうち6つを選んで、びたりと当たれば一等賞である。キャリーオーヴァーがあるので、当選金は最高4億円。確率は43C6(コンビネーション43の6)なので、およそ600万分の一ということになる。ミニロトのほうは1~31までで5つなので、確率はおよそ17万分の一。当選金は1千万円。こうやって並べるとミニロトは当たりやすそうに見えるが、なかなかどうして、相撲取りのダイエットみたいなもので180kgが150kgになったところでどうってことない。
 私も買う時にいつも思うのだけど、例えばミニロトで「2,6,15,22,28」と選んだ場合と「1,2,3,4,5」と選んだ場合では当選する確率は同じである。そんな連番ありえないと感じるかもしれないが、それくらい当選というのはありえない出来事なのだ。それでも夢見て買ってしまうところが宝くじの妙なのだけど。

投稿者 shiori : 10:30

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