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2007年09月24日

日記: ほんとイモね

 横浜元町にライブを観に行って、少し時間が空いたので、一人で食事をしに行った。気安い雰囲気のバールに入って、グラスワインとおつまみをいくつか注文した。一人で飲むのも時にはいいもの、カウンターに腰かけてほろ酔いの頭であることないこと考えて、あら楽しい。
 となるはずだったのに、店員がうるさいのである。今日はチャーミングセールでいらしたのですか、元町はよく来られるのですか、ピザがお薦めですよ、寒いですよね最近。
 少し黙りませんか、というのである。むこうにしてみたら、女の一人客、それもいささかとうのたった女が二杯も三杯もワインを飲んで、連れを待っているふうもないし、暇そうにぼうっとしているし、気になるのかもしれない。話しかけないと可哀想と憐れんでいるのかもしれない。
 百歩譲って最初の十分は我慢しよう。中には話しかけてもらうのを待っている客だっているのだから。でも私は「話しかけるな」オーラをびんびん出しているのだから察して頂きたいわけである。しかしその野暮天はまったく気付かず、あまつさえ他の店員にも話しかけるように命じる有様、しまいには「見てください、ここの厨房は動物園みたいで楽しいでしょう、目が合うと彼らは少し微笑みます」などと言い出した。とびきりの冗談を飛ばしているのか、素で喋っているのか、いずれにしても限界です、と思った私はそそくさと退散したのだった。
 もう、横浜って、ほんとイモね。
 その後、友人たちと12時まで飲む。こちらはとても楽しかった。
DSC00282.JPG
「毛繕いしているのに邪魔しないでくださいよ」
と言い残してどこかへ行ってしまった。

投稿者 shiori : 22:09

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