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2007年07月07日

日記: 読み逃げ厳禁

 昨晩ジェラール・ドパルドューの映画を観ていて、私も鼻には定評のあるほうだが、この鼻には負けた、と思った。あれに比べたら私のなんか凡庸で退屈の極みである。まあなんといってもシラノ・ド・ベルジュラックを演じた男だからね。彼はマッチョな身体とは裏腹にとても繊細で情感豊かな演技をする。観ていてわくわくする。鼻と関係があるかしらないが、とてもセクシーなのも魅力だ。あんな調子じゃ女がわんさか寄ってきて仕方なかったんじゃないだろうか。家人共々、ドパルドュー贔屓である。
 ミクシィで日記を書いている人が読み逃げの多いことに腹を立て「読み逃げ厳禁」と明記したら確かにコメントは増えたんだけど「へー」という小馬鹿にしたコメントがずらっと並んでいたことに再び腹を立ててついには暴行に及んで逮捕された、という話を聞いた。
 末期的。より厳密に言うと、末期の序章的。なわけだが、ミクシィの「あしあと」機能がある時点で予測可能な事態だったとは思う。立候補者が記名入りの投票を強いるようなもので、てめえ、俺に投票しなかったのかよ、もう絶交だな、と逆切れする人がいても不思議はないということだ。あの機能のおかげでミクシィ加入者は激増したのだろうけど、人知れず振り回されている人も少なくないのでは。
 それにしても「読み逃げ厳禁」だなんてずいぶんさもしい発想である。何か幼少期につらいことでもあったんだろうか。

投稿者 shiori : 11:34

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