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2007年07月21日

カタカナ: ビュッフェ buffet

 もともとは駅や列車内に設けられた簡易食堂を指す言葉だが、現在は多数並べられた料理から任意のものを自分でよそって食べる形式をいう。フランス語で食器棚のこと。本来はビュフェだが、日本では「ッ」を入れて発音されることが多い。
 ホテルの朝食はビュッフェ形式が多い。経験によると85%くらい。安いホテルだとビュッフェという通説があるようだけど、一概にそうとも言えない気がする。ホテルオークラはビュッフェだったし、鹿児島の安ホテルは座るなり黒豚御膳みたいなのが運ばれて来た。ホテルに泊まる時はたいてい二日酔いなので黒豚はちょっと厳しい。そういう与太者にはフルーツばかり食べても許されるビュッフェのほうが有り難い。
 洋食のビュッフェには必ず卵と肉(ベーコンやソーセージ類)があるが、パンやフルーツに加えてこういう温かい料理を頂くのがイングリッシュブレックファストである。もちろんロンドンのホテルもそうだった。これがユーラシア大陸に渡ると卵と肉は消えて、ロウカロリーの冷えた朝食になる。これがコンティネンタルブレックファストである。イングリッシュ風に慣れていると物足りなく感じるかもしれないが、あちらの人々は夕食に大量のカロリーを摂取するのでうまくバランスがとれているのである。それにフランスなんかだとべらぼうにパンが美味しいのでかえって肉が邪魔。私は前世がフランス貴族なので余計にそう感じる(きゃっ)。
 ちなみにビュッフェをバイキングと呼ぶのは日本だけである。考案者は帝国ホテルの支配人。北欧に出かけた時に客が好きなものを好きなだけ食べる形式(スモーガスボード)に出会って日本に持ち込んだ。その当時上映されていた『ヴァイキング』という映画からその名前をとったのだそうだ。イタリアンとか焼肉とか鮨とかケーキとか、各種ヴァイキングが人気のようだけれど、私は人の食欲にあてられるとげんなりするので一度も出かけたことはない。やはり前世が……

投稿者 shiori : 11:33

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