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2007年07月16日

カタカナ: アルバトロス albatross

 アルバトロスとはアホウドリ(信天翁)のことである。体長1m、翼を広げると横幅が2.5mにもなる大きな海鳥で、海面をゆったりと飛翔する姿が有名である。はばたくのは苦手で、ちょうどグライダーのように滑空する。現在では絶滅の危機に瀕して、天然記念物に指定されている。
 なぜアホかというと、陸にあがると鈍重で、たくさん助走をつけないと飛べずにすぐに捕まるので、アホな鳥、ということになったらしい。中国でも他の海鳥が落とした魚を獲って生活していると考えられていたため、天から魚が降ってくるのを信じるお馬鹿さんということで、信天翁、と呼ばれた。ウドの大木なんかもそうだが、人は大きいものを馬鹿にする傾向があるようだ。気の毒ではあるが、ちょっとうすのろに見える気持もわからなくはない。そういえば巨乳は知能が低いみたいな話があったなあ。皆好きなくせになあ。いや、好きだからか。
 それはそうとゴルフでアルバトロスといえば大変な偉業である。これはパーより3打少ない打数で入れること。つまり、ロングホール(5打数がパー)を2打で決めるか、ミドルホール(4打数がパー)をホールインワンするか、ということになる。明らかにショートホール(3打数がパー)のホールインワンより難易度が高い。ものの本によると日本男子ではこの20年に25回という公式記録で、これは野球のノーヒットノーラン(70年間で84回)とほぼ同じ頻度といえよう。
 パーより二打少ないのはイーグル(eagle)、一打少ないのはバーディー(birdie)、と鳥の名前が続くわけだが、これはゴルフボールが鮮やかに飛んでホールインするのを見て「like a birdie!」と誰かが叫んだことに由来している。難易度が上がるにつれて鳥のサイズが大きくなる。ほぼあり得ないが、ロングホールをホールインワンするのはコンドルという。

投稿者 shiori : 11:31

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