2007年06月15日
日記: sweet
マンションのエレベータに乗ろうとしたら、中学生とおぼしき少年が開ボタンを押して待っていてくれて嬉しかった。子供ってのは本当に優しい。大人は誰かが入ってくる音が聞こえても聞こえないふりして閉ボタンを押すからね。先にしゃあっと行ってしまうからね。礼を言うと、彼は恥ずかしそうに会釈した。
「部活の帰りですか?」
「はい、そうです」
「何の部活に入っているの?」
「囲碁将棋部です」
「まあ、そう。僕、強いの?」
「……ええ、まあまあ強いです」(照れる)
「すごい、いいねっ。そっか、囲碁クラブか……」(遠い目をする)
「違います。囲碁将棋部です」(きっぱり)
「がんばってくださいね」
「はい、さようなら」
「さようなら」
子供と話すのは愉しい。
投稿者 shiori : 10:43