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2007年05月07日

カタカナ: ゴリラ gorilla

 たべっ子どうぶつ(ギンビス)が好きで時々食べる。様々な動物を象ったビスケットにfoxとかbearとか英語名が印字されて、味覚と知識を同時に満たそうとするよくばりなお菓子なのだが、先日これをぽりぽりやっていて、ああこの綴りは書けないなと思うのがいくつかあった。基本的に動物のスペルは難しい。例えばあなた、リス、サイ、カバ、なんて書けますか。
 まあ考えてみれば当然なのだが、人間でも動物でも植物でも自分の土地にないものは外来語で呼ぶしかないのである。日本には地のパンダはいないから「panda」というネパール語をそのまま使用しているし、地のトラはいるのでわざわざタイガーなどとは呼ばない。イングランドにもサイはいなかったので「rhinoceros」というギリシャ語をそのまま使った。これは「鼻に角がある」という意。
 ギリシャ語源の動物名は多い。リスのsquirrelは「尻尾が茶色」、カバのhippopotamusは「川の馬」。-potamusや-potamiaは「川の」という意、メソポタミアは川の中央ということになる。elephantは「牙のある」、gorillaは「毛深い女」。lion、leopardなんかもギリシャ語だ。
 めずらしいところでいうと、giraffeはアラビア語、「森の人」を示すorangutanはマレー語である。jaguarは「肉食の」という意のスペイン語およびポルトガル語からきている。ちなみに人間のほうのジャガーは肉食のような口をしているがJaggerで綴りが違う。
 私の好きな動物はゴリラ(まずこの語感が素晴らしい)、次点で象と馬。知り合いに上野動物園の飼育係さんがいて、今度閉園後の動物園を案内してくれるという。夜のゴリラを想像すると今から胸が躍る。

投稿者 shiori : 16:00

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コメント

うおー。閉園後の動物園! いいなあ。レポ期待してます。

少し先のことになりそうですが。
その知人は熊の飼育係で、今季人工冬眠に成功したそうです

「知人が熊の飼育係」ってすごい興奮する(笑)
動物園って何気なくどこにでもあるけど、舞台裏はほんとに大変そうよね。冬眠を人工的に(涙)

熊は鼻が弱点で、ぐいとわし掴むということを聞くそうです
猛獣使い
ちなみに女性です

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