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2007年04月28日

日記: 内容と口調

 映画でも小説でも絵画でも根っこは単純で、「何を描くか」「どう描くか」要はこの二点に尽きる。それは例えば人と会話する時に何をどんな口調で語るのかと同じことだ。べらんめえ口調で会社を罵る女とおねえ言葉で恋人との情事を語る男の印象はまったく異なるし、そしてまたおねえ言葉で会社を罵る女とも異なる。べらんめえ口調が苦手な人は彼女が苦手だろうし、会社の悪口が退屈な人は彼とは友達にならないだろう。芸術作品の好き嫌いは単純にそういうことなんだと思う。
 しかし世に溢れる作品の多くは好き嫌いの土俵にも上がれないものばかりだ。話の内容が滅茶苦茶だったり口調が凡庸だったり内容と口調がちぐはぐだったり、作品の可能性は無限にあって何をどう描こうと自由だけれど、人に金を払ってもよいと思わせる作品を創るのは難しい。この人の作品をまた見たいと思わせるのはもっと難しい。いや難しいと感じる人には難しいと言うべきかもしれない。
 今朝はそんなことをとりとめなく考えていた。あとはサミットのポイント5倍セールに行って、昼はフレッシュトマトのパスタを食べた。
 夜は渋谷にライブを観に行った。思わず大きな声を上げてしまうくらい久しぶりの人に5人くらい会って同窓会みたいだった。ボートのメンバが揃ったのも久しぶり。それぞれ年をとって、それぞれ家庭があって。
 深夜は酒乱の疑いのある友人をいじりながら邪馬台国と仮面ライダの話で盛り上がる。17時から4時まで飲んだ。とほほ。

投稿者 shiori : 10:31

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