2007年04月14日
日記: トーマの心臓
風そよぐ晴天。気持がうきうきして、朝から元気もりもりである。午前中のうちにいくつか用事を済ませて、午後は寝転がって萩尾望都『トーマの心臓』を読んだ。筋書き、構図、筆致、人物造形、そして世界観、なんて贅沢な漫画でございましょう。男同士でキスして変、なんて陳腐な感想を一切拒む凄みもある。エーリクがユーリを好きになるくだりなんて、まあ王道と言えば王道なのだが、かなりどきどきした。すなわち自然ということ。
夜はS家の新居お披露目パーティがあって、計16名(うち2名幼児)が集う。Kちゃんたちにトーマの話をしたら、皆読んでいて(さすが漫研☆)、全作品読む価値があるようなことを言われた。そうか。『ポーの一族』も合わせて買ったので楽しみに読むことにしよう。
S家は明るくて居心地がよい。前の家もそうだったけれど、今度の家はさらにパワーアップしていた。結局家は住人の人柄なのだと思う。家主が酔いつぶれたのちも、ちょっとした痴話喧嘩やそれに伴う失笑などを経て、朝まで飲んだ。信じられない量の缶瓶の山。
投稿者 shiori : 13:17