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2007年03月31日

日記: ベートーベン

 昼、立ち寄ってくれたCさんとスープとサンドイッチを食べる。これからチャゲアスを観に行くそうだ。あくまで仕事だと言い訳していた。ヤァヤァヤァ。私はコウくんのライブに出かけ、大人たちと立ち話。売れる、という現象についていくつかのシビアな考察。串揚げをどんと買って帰る。
 三月は絶不調であった。燃え尽き症候群か。否、燃え尽きるほど精を出した記憶もない。うつ病でもないだろう。単に不貞くされているだけだと分析している。誰かに何かを強制されているわけでもないのに、すべて私の自由にして構わないのに、朝起きたはなから憂鬱とはけったくそ悪いなあ。ただそういうふうに感じることは無駄ではない。物理の作用・反作用の法則のように、人は押されたら同等の力で押し返して均衡を目指すように設計されているからだ。
 ふとベートーベンを弾きたいと思った。この数年はバッハ一辺倒できているし、そういえば最近あまりピアノに触れていなくて、そうか、ベートーベンを楽しみに生活すれば案外うまくいくかもしれないと少し希望が湧いてきた。夕暮れのベートーベン。悪くない。
 と思っていたら折しも夜に観た『バーバー』という映画のサントラはすべてベートーベンだった。それも二楽章偏重。気持はよ〜くわかるが、少々違和感あり。むしろバッハのほうが、それこそゴールドベルグがしっくりきたのではないかと思うのだが。映画本編はとても良く、これまでのコーエン兄弟の中では一番好き。色々と勉強になった。

投稿者 shiori : 12:28

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