2007年03月03日
日記: 観て泣く
腹の立つことがあったり気になることがあったり寝不足が続いていたり、昨晩はあまり食がすすまないなあと思っていたら、今朝起きるとやはり具合が悪くなっていた。胃が痛くてまっすぐ立てず、終日寝込む。
天気が良くぽかぽかとした休日、天井を見上げてひとり寝ていると嫌なことばかり考えてしまう。音楽は聴きたくないし、ネットをする気にもならない。うつ伏せになると胃が痛いので本も読めず、仕方がないので映画を観ることにした。
ティム・バートン監督の『ビッグフィッシュ』という映画である。これがものすごくよかった。体調不良のせいもあったかしれないが、久しぶりにずるずると泣いた。決して哀しい話ではないし、『チャンプ』とか『ニューシネマパラダイス』なんかのように泣ける一本に分類される映画ではないけれど、幸せに胸がつまる感じと言えばよいだろうか。風景が明るくて透き通っていて、ティム・バートンの描く天国はとても素敵だった。この世と天国は近いようで遠いから切ない。
夜は梅粥。家人の買って来てくれたみかんゼリーが美味しかった。
投稿者 shiori : 14:02