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2007年03月03日

カタカナ: マニキュア  manicure

 マニュアル、マナー、マニフェスト、マネージャー、マニュファクチャー、これらの単語の頭につくmani-やmanu-はラテン語で手という意味である。cureが世話や保護を指すので、マニキュアは手の手入れということになる。
 ペディキュア(pedicure)のpedi-はもちろん足のことだ。ペダルが良い例。探検や遠征を意味するexpedition、ペットフードやプロレス技で有名なpedigree(家系)なんかもそうである。ちなみにペディグリーは直訳するとfoot of crane、つまり家系図の形が鶴に似ていたのでついた名称だ。
 私自身はほとんどマニキュアはしない。3年に一度の頻度で思い出したように塗ってみてしばらく遊ぶのだけれど、すぐに面倒になってやめてしまう。簡単に剥げるくせに、修繕にはかなりの手間が要る。燃費の悪い車みたいなものである。爪が黄色くなるのも哀しい。肝臓の悪い人の顔色みたいであまりぞっとしない。でもここぞという時には普段から手入れをしていますという顔をして、赤やら橙やらを塗ったりもする。そのほうが男の人に好かれる気がするからだけれど、まあ気がするだけのことである。
 そういえば最近テレビや電車で長い爪をした女子を見かけるけれど、あれは洗髪やキーパンチの際に邪魔ではないんだろうか。あれじゃ楽器も弾けないだろうし、缶ビールも開けられないだろう。でも殺傷能力はありそうなので一長一短かなと思っている。

投稿者 shiori : 14:01

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