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2007年03月08日

カタカナ: マラソン marathon

 マラトン(Marathon)という都市名に由来しているのは有名な話だ。アテナイ軍がペルシャ軍を破り、その勝利を伝えるために某クレスだか某ピリスだかがマラトンからアテネまで走ったのである。0.195kmの端数はのちに競技化された際に来賓席の正面をゴール地点に定めたため、競技場内の距離ということらしい。
 それにしても過酷なスポーツである。特におもしろいわけではないのだが、TV中継されているとなんとなく見てしまう。すると時々競技場内でのデッドヒートを見かけることがあって、二時間以上走っていてなぜ一秒差しかつかないのかと首をかしげたくなるが、おそらくそれ以上速くはどうがんばっても走れないのであって、人が42kmを走るのはそれくらいハードなことなのだと思う。
 女子の場合だと2時間26分を切れば国際舞台で戦えるチャンスが与えられる。これはおよそ17km/hという速度に相当する。普通の人のジョギングは10km/h、12km/hに上げると苦しいと感じる人も多く、これが15km/hになるとたいがいは1分もたたぬうちにギブアップする。17km/hというのはそういう数字。超人、の一言である。
 それでもマラソンはちょっと魅力的だ。先日も東京マラソンというシティマラソンが開催されたけれど、素人であっても走ってみようかと発心する気持はよくわかる。要は走ればいいのだし、やってやれないことはない感じがするのである。山を見たら登りたくなる趣味の人がこの世には案外多い。
 私もどちらかといえばその類であり、近いうちに走りたいと考えてかれこれ3年が経過しているのはトレーニングを想像して腰がひけているためである。最近はipodもあることだし、がんばれるだろうかと甘い夢を見たりする。

投稿者 shiori : 16:31

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