2007年01月07日
日記: wander about midnight
発情期があるのはメス猫だけだと知った。オスはメスの狂乱ぶりに感化されて随時発情する仕組みになっていて、つまり、メスありきなのだった。ということは、この二週間というもの朝な夕なとしじまをつんざく声をあげて界隈を往来する、ふとっちょののらは女、ほし〜のほし〜のと尻をふりふり、まったくこちらが赤面してしまうほどのヒートアップである。
ものの本によれば、一度交尾すれば治まるが、機会に恵まれないとおよそ一ヶ月は狂ったままということ、実に気の毒である。あの声色を耳にすればわかるけれど、彼女自身相当つらいのだと思う。太っていて顔も可愛くないので、男に邪険にされているのかもしれない。行き場のない性欲を抱えて、身体は切なく心は哀しく、世の不条理を呪っていることだろう。
などと考え始めると眠れなくなるので、枕に耳を押し付けて布団をかぶる。時計を見ると、午前3時。……がんばるにゃあ。
投稿者 shiori : 10:50