2006年08月09日
日記: ちぐはぐ
家に帰ったら、夕食が完璧に用意されていた。感激である。席に着くと、きんきんに冷えたビールが出てきた。さらに感激である。この人と結婚できて大感激である。
とほめちぎったところで平素の心を取り戻して食卓を眺めてみると、どこか奇妙な印象を持つのはなぜかといえば、食器がちぐはぐなんである。平目のカルパッチョなんかを盛る(盛ったことないけど)洋皿に冷や奴がどどんと乗っていたり、ブルスケッタなんかを並べる(並べたことないけど)小ぶりな平皿に骨付き肉がでろんと横たわっていたり、ピニャコラーダなんかを注ぐ(注いだことないけど)グラスにモロヘイヤのおひたしがどろろと沈殿していたり。
笑ってしまった。男の人のこういうところがわりと好きである。これで盛付けまで完璧だったらちっともおもしろくない。一張羅の皿を引っ張り出して、私をもてなそうという意気がすべてなのだ、と思いながら美味しく頂いた。
オシム・ジャパンを初観戦。基本的には代表監督が交替したからといって何がどうなるものでもないと考えているので、ジーコバッシングおよびオシム賛美はうるさくてかなわない。ただ、オシムの容貌はおっかなくてよいと思った。怒られると怖いので、選手はがんばって走るかもしれない。しかしいずれにしても、日本がW杯でベスト8に残るにはあと50年はかかるだろう。代表の9割が海外でプレーをして、Jリーグには中国人、インド人などのアジア人が多数在籍する、という段にならないと難しいだろう。生きているうちになんとか見たいものである。
投稿者 shiori : 12:39