2006年07月23日
日記: ジョーカー
赤坂の中華料理屋にて旧友と会食。彼の部下がたいそう想像力の貧困な男で、たいそう頭を悩ませている話を聞く。部署の送別会の予約をとるよう命じると、蓋を空けてみれば全席カップルシートだったり、ウェブカメラを買って来るよう命じると、箱を空けてみれば防犯用の赤外線カメラだったりするそうだ。世の中はせち辛いもの、部下のぽかは上司のぽかと看做されることになっていて、彼は各方面より責め立てられてわりを食っているらしいが、しかしそういう経験をうんと積んでものを知った有能な管理職になるのだからこれも仕方ない、というのは人の言うことであって「あいつ、早く辞めねえかな」が彼の本音のようだった。聞いているぶんには愉快だった。
昼に御馳走を頂いてしまったので、夜は軽めに豆腐やら野菜やら、酒にしても昼に飲んでしまうと夜はさほど飲めないものである。ジョーカーを誤った場面で切ってしまったようで、何とも口惜しくなる。そういう日はさっさと床に就くに限る。
投稿者 shiori : 23:10