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2006年03月04日

日記: 熊本にて大虎

昨日とはうって変わってぽかぽか陽気、機材車と連れ立ってドライブ、九州の道路は常時がらがらなので博多熊本間は一時間半、お昼前には蕎麦屋でカレー蕎麦をずるずるすすることができた。熊本は道幅の広い開放的で明るい街、やはり殿様の石高と街の豊かさは比例しているのだ。ファッションが盛んで新しいアイテムはまず熊本に置いて売れ行きを確認するらしい、なるほどお洒落な洋服屋をよく見かけた。午後からリハ、あの都立大学のビデオ屋二階のスタジオは何だっけ、ああ、ヒノーズでした、ああいった黴臭くも懐かしい匂いのするスタジオにて。雑誌棚で花くまゆうさくの漫画を見つけたので合間に読む。明日のライブで「ちゃんぽん・ダ・マンボ」という藤井さんの曲をやることになった。長崎ちゃんぽんリンガーハットという店のCM曲なのだが、実はゴキゲンな振り付けがついていて是非踊りなさいと言われ、30女のヘボダンスを誰が見たかろうと小首をかしげながらまあ踊りましたけどね、チャチャチャッ、アーーーーッ、ハッ!
『笑う門』という熊本郷土料理店で宴会。馬刺し盛り、刺身盛り、まぐろかま焼き、辛子蓮根フライ、ぬた。繰り返すようだが、九州は地味が美味しい(ただしあまり調理技術を必要としないものに限る)。加えてみんなで食べるものが美味しい。基本的に飲み好きの風土なのだ。同県出身者同士で結婚する確率が高い、というのは故郷を愛している証しだと思うけれど、九州の人がそういう傾向にあるわけがわかったような気がする。大阪生まれの大阪嫌いはいても、博多生まれの博多嫌いは少ないのではないかしら。途中、愛情のもつれより中座する者があったため、水を得た魚のごとくいろごとトーク満開、もち米焼酎3杯、その後おかまバーに行って、マリリン(マスター)のものすごい下ネタに腹を痙攣させて白葡萄酒3杯。酩酊。もうここがどこなのかよくわからないがどこでもよかよかよかば〜い。

投稿者 shiori : 10:51

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