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2006年03月03日

日記: 燕、北上

ホテルで出される朝食を食べながらいつも思うのだけれど、なぜこんなに脂が多いのだろう、例えばである、焼きベーコン2枚にてかてかの目玉焼き2つ、ぎとぎとのハッシュポテトの脇にはケッチャプとマヨネーズ、パンにはバターと苺ジャム、生野菜にはたっぷりとドレッシングがかかっていて、俺の胃袋はどこで休憩すりゃいいんだっ!と戸惑いながら箸を進めるのだが、あたりを見回せば人々は黙々と口を動かし、パンを皿にこすりつけて残り脂まで平らげているではないか、いやはやなんとも。私が痩せているはずなのだった。九州新幹線つばめに乗って新八代、リレーつばめ号に乗って博多まで。電車好き、といってしかるべきは型番やらエンジンやらについて無尽蔵の知識を持ち合わせる人々を指すように思うが、私のように通過ルートおよび通過駅名とその風景鑑賞を好む場合は何といえばいいのだろう、乗車好きといえばよいか、とりわけ未知の路線に乗る時はわくわくする。右側を走るのが日豊本線なら左側を通るのが鹿児島本線、九州は経済と文化の重心がかなり左寄りなので、宮崎大分サイドに比べると風景もずいぶん賑やか、平野面積も広いので穏やかでもある。ほほう、ここが大牟田かここが久留米か、と窓にへばりついて車窓の景色を楽しむ。途中「ゴンッ」と派手な音がするので見やると、キョンさんが頭上の荷物入れにしたたか頭をうっつけていた。おそらく自分で思う以上に背が高いのだろう、もちろん彼はクールなので「ぎゃん」などとは言わず平然、そこがいっそうのおかしみなのだった。
博多到着後、福岡文化会館に直行してリハ、音が柔らかく趣あるよいホールだが老朽化に伴い近々取り壊すそうだ。残念なことだ。ホテルに戻って福岡三越、ふむふむ、ここのデパ地下はなかなかですね、としたり顔でパトロール、祖母の土産を数点。祖母と言えば、今朝電話したら「しおりちゃ〜ん、正月には戻る〜?」ととんでもないことを言っていたが大丈夫なのか、大丈夫なんだろう。再び会館に行ってコンサート、なかなかよい出来であった。しかし引き続き首痛、首が回らず首をきられて首がとんで寝首を掻かれた、などと申すように首は大事なのだと思い知る。打ち上げは祇園の鉄鍋餃子屋、あつか〜、うまか〜、口内の皮がべろべろになったので芋焼酎で殺菌消毒。相棒のSちゃんとこそこそ喋る。録音やライブはすべて一緒にこなしているので仲良しである。私の5つ年下、ずっと一緒にいても疲れないすっとぼけた美人ちゃんだ。これから福岡の友達と飲んできま〜すと午前一時頃再び出かけていった。若い・・・と感心しながらばたんQ。

投稿者 shiori : 11:48

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