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2006年02月23日

日記: 即決

そういえば以前も一個目で決めた、というのは家の話なのだが、まあそろそろ色々となんなので引っ越しでもしようかと思い到り、これなんか良さそうねと図面を気に入り、内見してああなるほど、そこに住むことにした。他を見ずに決めるというのも少々乱暴なのだが、何しろ払える家賃というのは変わりようがないし、元来家というのは開放的で明るければ多少のことは目をつむるという考え、迷うほどのこともないのだ、よって即決。と豪語するからには何でもさっさとお決めになるたちなのでしょう、と言われるのだけれど決してそんなことはなく、葡萄酒選びに一時間を有したり洗濯をしようかどうしようか半日悩んでいたりするのであって、事が些末であるにつれて優柔不断、ということはつまり事が重大になるにつれて即決、例えば大学選びも進路選びも伴侶選びも即決でした、その結果どうだったのかというシビアな疑問はとりあえず、とにかく私は人生を即決する女。
録画しておいた『鬼平犯科帳スペシャル』を観る。かねてより時代劇好き、世に言うちゃんばらにはさほど興味はないのだけれど(刀でずばと人を斬り捨てる行為には並々ならぬ興味があるがそれはまたの機に)言葉遣いやら調度品やらを見聞きするとうきうきするほど、先日より夢ばかり語っていて恐縮だが、一度時代劇に出演したいと本気で思っている。希望の役柄は狗、あるいは夜鷹、百歩譲って男装して岡っ引き、殿様だ姫様だ武士だくのいちだとは言わないから出しておくれ、なんて世界のはじっこで小声で叫んでも仕方ないのだけれどね、えへへ、夢なんでございやすよ旦那。しかしまあ中村吉右衛門はいつ観ても苦みばしった好い男、しかし今回は脚本のせいだろうけど、鬼平賛歌が過ぎて少々鼻白み。

投稿者 shiori : 11:39

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