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2006年02月19日

日記: なんでもないような

家のものども連れ立って蟹を食べに行く。焼いて湯がいて酢締めに天ぷら、圧巻は生の毛蟹、意外に毛深いのですね、外敵から身を守るつもりなんじゃろと祖母が申しておりました、ちゅうちゅうこきゅこきゅせわしなく賞味して満ち足りる。男性陣は甲羅を割って味噌をほじくり清酒をなめなめ、祖母はひとしきり食べるとふんぞり返ってうたた寝時折鼻ほじり、the 虎舞竜が眉根に皺を寄せて歌い出しそうなランドスケープ。車谷長吉が世界一周の船旅に出たそうで、その旅行記を読む。俗物加減が絶妙で大変よい。私は旅行記がわりと好きだ。書くのも読むのも好きだ。そういやかねてより自分には壮大な夢があったじゃないの、スペイン巡礼の道800?を歩破してその旅行記を書くというもの、ナニがナニで実現はなかなか難しいがぼやぼやしていると死んでしまうなあ、よし、不惑になる前に必ず、と志を立てたところでぬくいお布団に潜り込む。

投稿者 shiori : 10:37

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