しおりの吠えたガール＠鬱屈ナイト

渋谷DUO MUSIC EXCHANGEでライブ。昔サークルの夏合宿で自身のパートではない楽器を合奏して意外性を楽しむ余興（合バン）があったけれど、今回アンコールでそんなようなことをする話になってまあ大変、そういえばベースを弾いていたこともあったとかなかったとかと覚束ないのは私ひとり、他の方々はプロのマルチミュージシャンであらしゃるので、キーボードのＫ氏がエレキギターを泣かせようがサックスのＦ氏がウクレレを爪弾こうがベースのＮ氏がガットギターをかき鳴らそうが取り立てて問題はない、というか相当達者なのであって、そういうのはもはや余興とは呼ばないのであって、加えて歌も歌わねばならないのであって、いやはや実に参った。世の中にはジャック・ブルースだのBBAのなんたらだのベースをいとも容易く弾き語る人がいるけれど、それは例えていうならダッシュしながら三角関数、事に及びながらお裁縫、つまり実に不自然なカオス的行為なのだ。かりにかろうじてこなしたとしても棒弾き棒歌いの感は拭えない、というのが私の結論、いや、私の能力的限界なのだが、しかし四の五の言っても仕方ないのでもちろんやるにはやるもののやはりお粗末なできばえ、プレイバックを聴いて嫌な汗をかいたその曲はGEORGE HARISSON 『MY SWEET LORD』。本編はそこそこ上手くいったのがせめてもの救い。帰宅して祖母の寝顔を見ると本当にほっとする。癒し系ペットのてい。覗き込むとなぜか頬ににきびが。新陳代謝レボリューション。