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2006年01月31日

日記: HEN

「あの人は変だ」という会話をよく耳にするけれど「変」、とはつまり、精神的からくりが読めないという意味、となれば年をとって経験を重ね洞察も深まれば「変」な人は減っていくわけで、確かに以前ほど人に対して「変」という認識をしなくなったなあと振り返ってみるのだが、一方おしゃべりのレベルでは「君って変わってるよね」「私って変わってるかしら」というやり取りにみられるように「変」というのはある種の褒め言葉として機能する現状もあってそれはそれでおめでたい、というのも底意地の悪い言い方だが、少なくとも「私って変?」と自らの際立った個性に同意を求めてくる人物に嫌悪感を抱く時代はとっくに過ぎてしまったので「あなたは変だ」といってほしそうな人には快く「変だ」ということにしている。しかしその人物が本当に「変」かどうかと言えば話は別で、私にとって「変」というのはアサハラショーコーのような類いを指すのであって、あらら、私は嘘を申しているではないか、しかしおしゃべりに嘘はつきものなのでどうってことないのだけれど、まあ、なんというか、こういうことをお腹に抱えてこなす社会的おしゃべりは少々苦手です。

投稿者 shiori : 11:35

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