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2006年01月20日

日記: かくも遠き隣人

富ヶ谷でイタリア料理。隣席で25±2あたりの女子4人が会食していたのだが、ふと思い返すにこの十年の間に女子4人という組み合わせで飯を食ったことがあっただろうか、いえ、ありません、なぜなら避けてきたからです、というのには2つ理由があって、まずひとつ、3人以上の女子で交わされる会話は金と男、つまり今どのようにして金を稼ぎそれに伴いどのような苦労をしているか、および、今どのような男と付き合いあるいは付き合いたいと考えていてそれに伴いどのような苦労をしているか、という話題に終始する傾向にありそのうえ、真実を語らないのも白けるし語り過ぎても白けるというコンセンサスにのっとって会話の広がり深まりを調節、いやはやそういうのは疲れちまうわけです、それに加えてふたつめ、飲食の流儀がとことん合わないつまり、ディタソーダを2杯ほど飲んでデザートはハーブティーで頂きましょう、と会が和やかに進行、しかしこちらの本音は、デザート要らないから葡萄酒のボトル持って来い、けれども割り勘の都合もあり言い出せず不味いグラスワインでお茶を濁して不完全燃焼、そのような経験を何度か重ねて懲りてしまいましてね、3人以上の女子との語らいはよほど親しくない限り避けている、というか、今や誰も私を誘わなくなったのだった。おほほ。ピッツァや白金豚でもって、葡萄酒を飲む。帰りがけに馴染みの珈琲屋、以前この店を訪れた折り額を寄せて相談事をする二人組男性あり、耳をそばだててみると「踊れる映画館を作りたい」というセリフが聞こえて思わず吹き出すのは当然でしょう、何ですか踊れる映画館って、行きませんよ出来たって。幸いにもいまだそういう物件の話は耳にせず、彼らはきっと夢破れてサンガリア(by 中島らも)。

投稿者 shiori : 14:53

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