2005年12月13日
日記: 12/13
しだれ柳の植わった川沿いの街道を上流に向かっててくてく歩く夢を見た。空は薄曇り、時折風が吹いて柳がさわわと揺れ、少しだけ希望のようなものがあって、いい夢だった。と書いていて恐縮なんだけど、人の夢の話って退屈である。本人ほどの興奮や感動はないし、だいたいが話しているうちにますます支離滅裂になって何がおもしろいのかわからなくなってくる。小説でも主人公の見る夢なんかが挿入されていると読み飛ばしたくなる。と人には言っておきながら、やはり自分の夢の話はなぜかしたくなるもので。気をつけたいもので。つぶらな瞳の祖母は今日も好調で「男とみれば誰でも好きというわけにはいかない」などと言っていた。当たり前のことを当たり前ではないふうにいうのが彼女のおかしみである。夕方、宿願の買い物。思うほどは美味しくないんだろうなあと思いつつ焦げ茶の表面を諦めきれず、オランダ製のキャラメルワッフルを買った。立ち読み後ディナー、味付け甘し。
投稿者 shiori : 10:33