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2005年11月10日

日記: 11/10

夕方ふと気がつくと、救急車やら消防車やらのサイレンがけたたましく響いていたが私の家は消防署の向かいにあるのでめずらしくもなんともなく、冬になると火事が増えるんだなと0.5秒くらい思っただけでやり過ごしていたのだけれど、買い物から帰った母が「大倉山の駅前に消防車が8台も止まっていたけど火事かしら、行って見てらっしゃい」と言うので、のこのこ見に行くことにした。
すると確かにおかしなことになっていて、綱島街道を菊名から日吉方面に列をなして歩く人多数、駅前に折れる道は車両通行止め、そこらかしこに警官が出動していて騒然とした雰囲気である。駅前には消防車やら救急車やらが連なっていて、通行人は立ち止まって不安そうに様子を窺っている。少しどきどきしながら駅の人だかりをかきわけて構内に入っていくと、人身事故があったので東横線の運転を見合わせている旨のテロップが流れていた。
な〜んだ、と拍子抜けしたのは私だけではないと思うのだけれど、ではなぜ消防車が?と疑問を持つのも私だけではないはずで、そのへんの人をつかまえて質問してみたが誰もその訳を知らないようだった。
折りしも通勤帰りの時間だったので皆疲れて苛立っている様子で、携帯片手に自分がいかに大変な目にあっているかを声高に訴えていた。「死にたいなら迷惑かけずに死ね」と文句を言う人もいた。眺めていても何も起こらず退屈になったので引き揚げてしまったけれど、結局東横線は3時間近く止まっていたらしい。おおごとである。
それにしても最近飛び込み自殺があまりにも多く、毎日どこかの電車が止まっている気がする。被害が大きいので遺族が多額の賠償金を払わされると聞いたことがあるのだが、実はわりと最近知り合いが飛び込み自殺をして多くの哀しみと謎と借金を残して逝ってしまったのだけれど、賠償金の話は聞かなかった。あるいは路線によるのだろうか。JRは賠償させられるけれど、京浜急行はさせられないとか。ありえそうでちょっと恐い。
帰宅して状況報告後「自殺の方法として飛び込み自殺はどうなんだろうか」と尋ねると、祖母が「はやく見つけてほしい人がするんよ、見つかりとうなかったら樹海にでも行くじゃろ?」と興味深いことを言っていた。なるほど。

投稿者 shiori : 11:11

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