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2005年09月24日

日記: 9/24

季節の移り方というのは実にさりげなく狡猾な感じもするほどで、あたりを見回すと夏の影もなく、こういう感じでものを作ったり進めたりできれば世界は僕らの手の中、ふと気がつけば私はシゲルの子をみごもっていたのです、という具合にね。自然には学ぶべきことがたくさんある。
今日は秋雨がしとしとと降ったり止んだり。
午前中はミックとNHKの受信料問題が発端でレベルの低い喧嘩をする。「あんたは本当に意地が悪い」とミックが呟いていた。私をよく知る人間には一度は必ず言われるセリフなのでおそらく正しいのだろう、本人の思惑にかかわらず。1時間ほどで一応収束する。
私はその場である程度の解決や合意を得たいたちなのだが、経験からいって男性はそうでもない人が多い気がする。単に面倒くさいのか、こちらにはわからない腹心があるのか、あるいは私のやり方がうっとうしいのか、とにかくおちんちんのついている人たちは話し合いが長引き出すとおしなべて「ぐへっ」という顔をする。まあ無視するだけなんだけど。
それでも世の中には誠意ある「ぐへっ」と誠意のない「ぐへっ」があり、その見極めが肝要なのだと思う。後者の「ぐへっ」は耳の聞こえていない証拠なのでいくら叫んでも無駄というもので、そういうのは腹立たしいというよりは悲しいという。逆に言えば、誠意さえあればなんとかなるのだ。

旬のものを頂きに自由が丘へ。
いけすのある店で季節の魚を中心に美味しいものを食べさせてくれる。少々値は張るが時々行きたくなる。
今日はもどり鰹の叩き、秋刀魚の塩焼き、松茸の土瓶蒸しなど。秋刀魚は脂が乗っていて特に美味、わたのところも焼酎によく合う。その時節に旬のものを食べるのは生きている実感があって気分がよい。
青山ブックセンターが復活したのでご機嫌伺いに行ったら、洋書フェアを開催中で『The complete adventures of Curious George』という分厚いハードカバーの絵本が\2,800で売られていた。カバーが汚れていたので新しいものはないかと問うと「これしかないので\1,000でどうですか?」と言われ、飛びつかんばかりにして購入した。
\1,000!おさるのジョージもかわいい!
花村萬月『浄夜』、カポーティ『冷血』、ガルシア・マルケス『百年の孤独』
我ながらごつすぎるチョイスなので『ELLE JAPON』も合わせて。

投稿者 shiori : 11:35

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