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2005年08月05日

日記: 8/5

祖母は広島に原爆が落ちるのを見ていたそうだ。
ぶ〜んぶ〜んとうなる音がアメリカと日本の飛行機では違うとかで、今度はどこに爆弾を落とすんぞやと震えながら見上げていると、しばらくして見たことのないような閃光がぴかあああっと光ったらしい。それがピカドンじゃったんよ、ということだ。「こっちはな、いざという時のために竹槍でアメさんを突く練習をしよったんよ、ははは、あほくさ」と笑う祖母であった。
アメリカの高校生なんかが生意気に「だって原爆を落としたから戦争を終わらすことができたんじゃない」などと言うのを聞くと私なんかはむかっとするんだけど、祖母は「ほうよほうよ、落ちたけん終わったんよ、落ちなんだらあれはまだまだ続いとった、もっとおそろしいことになっとったぞな」と言っていた。
祖母の兄は船乗りで南方の海で爆撃されて死んだのだが、そのお骨を取りに行く祖母の母と弟を乗せた船がこれまた爆撃されて死んでしまった。ひどい話である。広島の人は気の毒なけんど終わってよかったかい、と目を細めていた。それでも人生は棺桶に足を入れるまでわからないもので、あの時の不幸を取り返すくらいいいことがあったので、結局自分の人生は幸せだったと思っているようだ。ワンダフル!

それにしても来る日も来る日も暑くてどうしましょう。
座っていれば太ももの裏がじっとりするし、鼻の下にはまるっこい汗のつぶが始終くっついているし、腕や足の折り目は半永久的に水をたたえている。窓から見える木々や建物はぎらぎらした光を浴びて、輪郭がいやにくっきりしている。矯正直後の眼鏡をかけているみたい。
要は夏なんですね。2?のお茶ペットボトル、缶ビール500ml、ワイン0.5本、熱いお茶と紅茶を数杯ずつ、飲むヨーグルト少々、というのが一日の水分摂取量で、さすがにお腹が少々ゆるいでございます。
久しぶりに体重計に乗ったら2kgほど減少していた。夏はがんばって食べないとどんどん痩せて、顔ばかり大きくなって地球外生物のようになってしまうので、本日は牛タンとかねっとりかびかびチーズなどを勢を出して食べた。
はたちを越えたら本当に体質が変わってしまった。昔は息を吸うだけで太っていたのにな。おっぱいだってもう少し大きかったのに・・・口惜しい夏です。

投稿者 shiori : 12:13

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