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2005年08月16日

日記: 8/16

また地震なのだった。おまけに土砂降りだった。
遅刻気味なので慌てておしろいを塗りながら、泥のはねない洋服はどれかと考えていたらぐらぐらぐらと揺れ出した。とうとうか?と揺れながら眉をひそめたが、そうではなかったようだ。
いつも思うのだけれど、地震の恐さは予測不能なところにある。いつだって次の瞬間に起こりうるというわけだ。今こうやって書いている、次の瞬間に何が起こっても不思議はない。
そういうことを突き詰めて考えると具合が悪くなってしまうので、暗澹たる深淵にはささっと蓋をしてビールを飲んだり歌を歌ったり男の人に甘えたりして、どうにか正気を保って暮らしている。そういうのが悲観的なのかどうか知らないけれど、人生についてまわる暗闇と共生するために編み出した、私なりの世界観だ。
スタジオに行っても地震の話題で持ちきりだった。排便中だったという人がいて、やはり地震より排便優先だったという結論が興味深かった。
『パパは出張中』というユーゴスラビアの内線を描いた映画で、空襲をものともせず事に及ぶ男女の姿が印象的だったのだが、肉体的欲求>災害なのかもしれない。事に及んでいる、しかも大団円を迎えている最中に地震が起きたらどうするだろうか。とりあえず地震は後回しになるだろうか。揺れがスパイスになってさらに盛り上がるのだろうか。知りたいけれど、確かめる機会のないことを願いたい。

今通っているスタジオは東京湾臨海地区の倉庫を利用して建てられたのでとにかく広い。スタジオ一部屋がサークルサウンズ全面積×3の広さ、屋内のロビーなんか体育館みたいだ。そこには演奏の合間にどうぞといわんばかりにバスケットゴールとボール、サッカーボールとビリヤード台が置いてあり、まあちょっとやってみるかとなる。今日はバスケをした。久々にボールに触ってついついハッスルしてしまい、その後の練習は息も絶え絶えでますます使えない私だった。

投稿者 shiori : 12:07

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