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2005年07月09日

日記: 7/9

久々に都心でも散歩しようと意気込んで四ッ谷まで。
私は中高が麹町だったのであのあたりの地理に明るい。どこを歩こうかと楽しみにして駅を降りたら、唐突にざんざん降りだった。しかもかなり寒い。
散策はあきらめてイグナチオ教会を冷やかしに行く。建て替えて美しくなっていた。光が丸く回りこむような設計でどの席からも祭壇と十字架がよく見える。神様は平等ですよと囁やかれているような感じだった。
この教会と関口の東京カテドラル聖マリア教会はカトリックの総本山とも言われる教会なので、ミサをあずかりに多くの人が訪れる。日曜日などは5、6回ミサを行っているそうだ。私はクリスチャンではないけれど、礼拝というのは不思議と心がしんとして背筋がのびる気がする。そういうものを基盤にすえて生活する人たちが自分とかけ離れた存在とは思わない。むしろ生きる上での苦悩や憂鬱や不安をそういう形で取り除いていこうと考えるのは自然なことだと感じる。宗教であれ、非宗教であれ、人間が真摯なまなざしで何かを見つめている風景というのは勉強になる。

傘をさしてびしょびしょ濡れながら、紀尾井町のオーバカナルへ。
世の中でインチキカフェが多い中、ここは正真正銘のカフェだ。自家製パンと飲み物の美味しいことがその理由だ。場所柄外国人や芸能人や自分をヒップだと思う人々が多く集うけれど(女子の美人偏差値はかなり高い)そういう人を重宝がる感じもなく、誰でもが気兼ねなく楽しめる雰囲気がいい。それでいて店のレベルも落とさない。偉いと思う。
今日はやたらと寒いのでハイネケンを2杯飲んだあと、オニオングラタンスープとバンショー(ホット赤ワイン)を飲んだ。体があったまったのでグラスワインをさらに2杯飲む。フランスパンをほじほじしながらワインを飲むのは、パンとワイン好きにはたまらない至福なのだった。エシレの塩入りバターでもあれば昇天ですね。
ほろ酔いで家に帰り『24』の続きを観る。
もう何でもありというか、その場しのぎに脚本を考えているのがバレバレだ。実はこれは全部ジャックの夢だったとか、ジャックは実はA.I.だったとか、これは全部実話ですとか、それくらい何でもありの世界だ。とかいいつつ気になって観たくなるのがすごいですけど。今度のシーズン4は今まで一番の傑作だという話だが、うっかり信じそうな自分がいてちょっと恐い。きっと観てしまう気がする。なんか髪の毛のカラーリング地獄と似ている。

メルセデスの話ばかりしていたせいか、出かけるとメルセデスばかり目で追っている気がするのだが、今やメルセデスって大衆車なんですね!綱島のジャスコの駐車場にもばんばん止まっていてあたしゃ驚きましたよ。綱島のジャスコですよ?よく知らないけど、あの車高いんですよね?ベンツに乗ってタイムサービス、って自己矛盾をきたさないのでしょうか。
メルセデスは「名を存じていますがあっしにはとても・・・」という代物だという認識がどうやら間違っていたようだ。10年前とはいえアナクロでしたね、私の文章は。反省します。
もしかすると、皆さんの中にもメルセデスオーナーがいらっしゃるのでは?
名乗り出て下されば私の羨望を心の限り述べさせて頂きましょう。
でももしあなたが輝かしい富をあからさまにするのをためらう控えめな方ならば、どうかこっそり私をドライブに誘ってください。リモコンキーの感度を自慢したって構わないわ。山道を飛ばして、海の見えるあの丘で吉兆の特上幕の内弁当を頂きましょう。(費用はあなたもちで。なんといってもメルセデスをお持ちなんですから)メルセデスをしのぐほどの輝きを放つあなたにうっとりしてしまう私をお許しください。しなだれたら優しく肩を抱いてくださるかしら。私、決めたわ。今夜はあなたを奥さまのところには帰さない。むぎゅ。
メルセデスはそういう車のはずなんですがね・・・

投稿者 shiori : 13:41

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