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2005年06月26日

日記: 6/26

元町に友人たちのライブを聴きに行く。
東横線の長いトンネルを抜けると元町であった。夜の底が白・・・くはなかったが、それはもう唐突に元町のど真ん中で驚いた次第。
パブのような小さな場所での演奏だったので、じっくり鑑賞できた。ボーカルの女性の胸もいつもより大きく見えた。
お客さんの中に知った顔があった。昔あんまりよくない思い出のある人だったので、すれ違っても知らないふりをしておいた。向こうも私に気づいたようだが同時に私の殺気にも気づいたようで、「しおりちゃん?」みたいなうっかりな挨拶はなかったので安心した。もし挨拶されたら「すいません、覚えてないです」と言うのか、わざとらしく「ああ、あなたでしたか」と言うのか迷うところだが、ぞんざいという点ではどちらも同じように思う。
それなりに生きてると、グラスの水あかのように、気まずい人間関係がたまっていくものだ。うっとうしいけれど引き受けなきゃいけない。
友人夫妻としばしビールを飲む。
夫婦喧嘩の話を聞いて大笑いした。私は喧嘩を笑えない方向に持っていく名人なので、そういうのは羨ましいと思う。人並みに怒りを感じてもそのときは仏頂面でやり過ごし、怒りをため込んで倍増させたうえで10000字くらいの怒りの文書を送りつけて、十分な話し合いのあと解決と思いきやしつこく根にもつ、そう、私はバイ菌みたいな女につき。
帰宅後祖母の部屋をこっそりのぞいてみると、両手を胸元で組み両足をぴんとのばしてすやすや寝ていた。昼間にリサーチしたところによると「もうそろそろ入るけん、お墓の掃除をしよるんよ」とのことだったので(そういう夢をみたという意のはず)合点のいく棺桶ポーズだった。
「あと2、3日ってとこじゃ(命が)」と死亡予告をするようになった祖母だが、幸運にも予告はことごとくはずれている。「あと10日じゃな」とか「一年はもたん」とか、微妙に伸び縮みするのがおかしい。本当に死んでしまったら悲しいので、戯れ言で済んでいるうちが華だなと思っている。

投稿者 shiori : 14:06

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