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2005年06月25日

日記: 6/25

うだるような暑さだ。梅雨なのにちっとも雨が降らない。桃も梨も全然育たない、と農家の人が泣きそうになっていて気の毒だ。ダムも枯渇していて、ブロック塀を結わえられた死体が出てきたそうだ。沈めた人ももう見つかっちゃったの!?と慌てているかもしれない。
人間ががんばって色んな発明をしたり傾向と対策を講じたりしても自然には到底かないっこないということなのか。よく考えてみると、遺伝子組み換えとかができるのに津波で12万人が死んでしまうなんてちょっとおかしい感じだ。徹夜で勉強したのに試験に寝坊して落第、のような虚しさがある。そんな本末転倒にならないように、日本も携帯電話とか高層ビルなんかにかまけてないで、農作物がちゃんと育つように工夫すればいいと思う。自然はまあなんとかなる、なのか、自然はもうどうしようもないですよ、なのか、いずれにしてもおざなりなので不安になってしまう。

日がちょっと陰ったのを見計らって外出する。
自転車を買った。最寄り駅までは徒歩8分なのでいらないと決めつけていたが、乗れば想像以上に短時間で遠くまで行けることに気づいた。運動にもなる。最近はプジョーとかジャガーとか、かっこいい自転車がたくさん売り出されていて憧れるが、かごがついてないし必要以上に体が前のめるし、30才女子向きではないので平凡なブリジストンを選んだ。
乗り心地を試すべくサイクリングで成城石井まで。
私は免許を持ってないので「愛車」の感覚がわからなかったが、少し走ってみると今後も仲良くやっていけそうな気がして、にわかな「愛車」感にひたる。川沿いの道を風を切ってびゅんびゅん走って爽快だった。
人との相性もさることながら、ものとの相性はけっこう大事だ。今使用しているパソコンはMacのiBookだけれど、これはなかなか気に入っている。メールとインターネットとワープロ機能のみの使用なのでパソコンとしてどうなのかはよく知らないが、なんといってもキーボードの打ち心地が最高だ。沈みこみ具合も硬さも打音も絶妙で、このパソコンになってから文章をたくさん書きたいと思うようになった。それに比べてもう一台の東芝のノートは腐った豆腐のようなキーボードなので文章を書くのも全然楽しくない。WINDOWSのえげつない色彩センスも手伝って、気分が暗くなる。やはり気に入ったものを使わないと、世界はぐっと狭まってしまうと思った。

成城石井で特売品を手際よく買う。折り込みチラシを熟読していった成果だ。ペリエとかディチェコのパスタとかジャックダニエルとかを買いためる。夜は豚キムチ炒めとポルチーニ茸のパスタ、白ワインなど。
オーストラリア人に勧められた、豪州産のEAGLEHAWkというワインがある。わりと美味しいシャルドネが840円。この夏はこれで乗り切るつもりだ。
ここのところ実はやらなくてはいけないことがあるのだけれど、やりかけてはあきらめたり、やっても集中力がなかったり、やらなきゃと思って焦ったり、あんまり楽しくない。逃避して酒を飲んだり日記を書いたりして、また嫌な気分になる。えいやっというガッツはいつになったら湧くのだろうと他人事のように思ったりしている。でもこのまま放っておいてもどうしようもないので、来週あたりから本気を出すかなあとぼんやり考えた。
それにしても馴染み深いこの倦怠感、小学生の頃から繰り返し味わっている。人はそうそう変わらないのだなあ。
ブラジル×ドイツ戦を観てから寝る。普通の試合だった。
うだるような暑さは夜半を過ぎても続いていた。

投稿者 shiori : 14:07

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