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2005年06月14日

日記: 6/14

元住吉の関東労災病院に向かう。
日射しがじりじりしているのにサングラスを忘れてしまった。まぶしくて目と頭が痛い。病院は激混みだった。基本的に紹介状なしでは来られない病院なのに、ということはみんなどこかしら何かしらシリアスな問題を抱えているのだろう。
初診受付で待たされ、レントゲンで待たされ、診察待合で待たされ、結局2時間待ったすえの診察は、手術の方法と内容を聞き、日取りを決めて誓約書を書かされて、はいおしまい。ものの5分だった。
先生は快活で男前な男子。手術し慣れている様子だったので、ずいぶん安心した。「痛いですか?」と聞いたら「最初の麻酔のちくっを我慢してもらえれば手術中に痛いと言われたことはないよ、40分で終わるし。でも麻酔がきれたら、あれは痛いね〜かなりテンション下がるね〜うふふ」とのことだった。
誰か私と替わってくれないかなあといつも思うのだけれど、誰も替わってくれないのだった。肉体でも精神でもそうだけど、痛みって本当に孤独だ。受け止めて耐えるしかないところがひどすぎる。だからネタにしてやると前向きに考えたり、マゾヒスティックな快感を感じてみたり、死にたくならないように工夫するのだと思う。
手術は二週間後。
夕食は買ってきたとんかつをみんなで分け合って食べた。ここのところ母が腰痛で台所に立てないし私は料理が下手なので粗食が続いている。美味しいものが食べたくなってきた。満願会席とか。
赤瀬川原平『ゼロ発信』を読む。スエイさんお薦めの本。新聞や雑誌の文章は読んだことがあったが、小説は初めて。まあ小説というよりは日記なんだけど、さすが年上の貫禄でどっしりとしていた。犬と猫の生態観察&分析がおもしろかった。

投稿者 shiori : 14:15

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