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2005年06月13日

日記: 6/13

ジムの帰りに銀行に寄って久々に通帳記帳をする。思いもよらぬ振り込みとか信じられない引き出しとかは特に見当たらず、平穏無事な通帳だった。
貯金でもしようかなと少し考える。もし私が結婚してたとえ専業主婦になったとしても、自分だけの貯金は絶対持っておきたいと思う。そうでないと家族へのプレゼントも買えないし、家出の旅費もないし、万が一宗教に入信したくなっても払うお布施代もない。するかしないかは別にして、そういうことが制限されてしまう人生は息苦しいと思う。
だんなさんに稼がせたお金をお小遣いみたいにしてエステとかバッグとかに使っている女の人を見かけるけれど、そんなことしたら嫌々ながらおかず4品作ったり、したくないのにセックスしたりしなきゃいけないみたいでぞっとする。飼われているみたいで嫌な感じだ。男だって必要以上に頭が高くなりそうだ。
などと考えてやはりもっと稼がなくてはと思いを新たにした。
夕方、近所の歯医者へ行く。
「親知らずが痛い」というと、レントゲンを見た先生が溜息をついた。そして「これはね、ウルトラCの親知らずですね。うちでは手に負えないので口腔外科に行ってください」と紹介状を渡された。なんでも歯茎を切開してドリルで歯を割って抜歯して縫合する、中手術で2時間はかかるそうだ。すでに貧血気味の私だった。「どうして?なぜなの?」と疑問符ばかりが溢れ出すが「ビョーキだから」としか答えようがないのがビョーキのすごいところだ。
夜、軽く酔いながら折り込みチラシを眺めていると、朝日新聞大倉山営業所の皆さん男性10名の集合写真が目に止まった。「私たちが皆様のお宅へ確実に配達いたします」ということだったが、かえって知らせない方が購買部数が伸びるのではと懸念するような、微妙な面々。
「絶対結婚しないとダメなのね、しないと殺されるから。はい、この中の誰とする?」
と母に写真を見せるとううむと眉根にしわを寄せて考え始めた。我ながら暇な親子だ。そして選んだ人は、奇しくも私と一緒だった。
「じゃあ、結婚するなら殺された方がましな人ひとり、はい、誰?」
ともう一度聞くと、そおおおねええと頭を掻きむしって指差した人は、またしても私と同じ人だった。「そういえばこの人、よく集金にくるわよ」とのことで、会ったら笑ってしまいそうで少し申し訳ない気がした。
私たち親子の趣味が似ているというべきか、女共通の意見というべきか、興味深いリサーチに満足する。

投稿者 shiori : 14:16

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