« 5/29 | ホーム | 5/31 »

2005年05月30日

日記: 5/30

朝からじゃんじゃん降り。めげそうになりながらどうにかジムへ行く。
スタジオの扉を開けた途端、おばさんたちに拍手で迎えられる。
雨のせいで人数が少なくて淋しかった、のだそうだ。こっちこっち、と手招きされた方に目をやると、すでに私のステップ台が用意されていた。世代ひとつ若いという理由で、遊ばれ気味の私なのだった。
それでも間もなくジムを変えるので、おばさんたちともお別れだ。少し名残惜しい。
『ミリオンダラー・ベイビー』を観に行く。
連れのミックはチケット売場で「ミリオンダラーベイベー、一枚」と言っていた。さすがミック・・・
映画は期待したほどではなかったが、好きだ。それはもう色々とベタなのだが、それがベタベタせずにさらっとしているところがいい。恋愛の描き方もなかなかよかった。「いい人生」>「幸福な人生」という考え方も共感できた。
映画が終わったあともフランキーのことが頭に残った。
クリント・イーストウッド監督の作品は倫理や道徳が絡む場合が多いけれど、説教臭くなくて淡々としている。そのクールな距離感が今回も健在だった。おそらく私はそこが好きなのだと思う。
もう少しギャグが欲しい気もするが、まあ男前だから許そう。
それにしてもやっぱりいいもんの黒人はモーガン・フリーマン・・・他におらんのかいや。
ビールを軽く飲んだあと、ミックと別れて、私は買い物へ。
デパートで化粧品を購入。私は美容偏差値がかなり低いうえに、美容部員が苦手。うつむき加減で目を合わさずにささっと選ぶ。ヘレナルービンシュタイン(読み方合ってる?)というメーカーのマスカラを初めて買ってみた。
それからそそくさと馴染みのデパ地下に下りて、背筋をのばしてあれこれ購入。菜の花のペペロンチーニとかいう、よく考えたら貧乏くさい惣菜など。
帰宅すると祖母は「あや、しおぅ〜りさん、お久しいこと、何年ぶりかしらん」と感動した様子だった。ははは。
私を愛してくれる人々は、私の名前を呼ぶとき「しおり」の「お」の部分がへんちくりんになる。しよりちゃんだとか、しょーりさんだとか、おしりだとか。だから「お」が変化してくると、あら、あなた、私に情が移りましたね、とほくそ笑むことにしている。
そんなことを考えながら、赤ワインを数杯飲んだ。
先日読んだ川上弘美さんの『古道具 中野商店』という本がおもしろかったので、彼女の随筆集をめくるうちに午前2時をまわってしまった。
雨はまだ止みそうにない。

投稿者 shiori : 14:41

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://freedom.s13.xrea.com/blog/mt-tb.cgi/116

コメントを投稿