« paralyzed | ホーム | バルサ »

2007年08月06日

カタカナ: アンリ Henry

 ヘンリーと書いてアンリと読むのは、フランス語ではHERMES(エルメス)、homage(オマージュ)、のようにHを発音しないからなのだが、同じ名でも国によって呼び方が微妙に変化するのがおもしろい。ヘンリーはドイツではハインリヒ(Heinrich)、イタリアではエンリコ(Enrico)、スペインではエンリケ(Enrique)である。語源はhome+rule、つまり家を支配する人という意味だ。
 チャールズ(Charles)はラテン語のcarolus(成人、自由民)に由来している。仏ではシャルル、独ではカール。シャルルマーニュとカール大帝は同一人物である。シャーロット、シャーレーン、キャロライン、といった女性名もチャールズの派生名だ。
 西欧はキリスト教国家なので、聖書からとった名前も多い。例えば使徒ヨハネから派生したジョン(英)は、ジャン(仏)、ヨハン(独)、ジョバンニ(伊)、イワン(露)、ヤン(蘭)、フアン(西)と変化する。 使徒ペテロはピーター(英)、ピエール(仏)、ペーター(独)、ピエトロ(伊)、ピョートル(露)、ペドロ(西)。その他、パウロ(ポール)、ヤコブ(ジェイコブ)、トマス(トーマス)、ルカ(ルーク)なども聖書由来の名。
 ロナウジーニョとは「小さいロナウド」という意である。彼が代表入りした時にはすでに怪物くんロナウドがいたので、区別するためにこう呼ばれたそうだ。ロナウド(Ronald)はレジナルド(Reginald:賢い支配者)という男子名から派生した。

投稿者 shiori : 17:28

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://freedom.s13.xrea.com/blog/mt-tb.cgi/562

コメントを投稿