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2006年07月14日

日記: 寝言

 あついっあついっあついっあついっあ〜すずし〜、というのは昨晩の大ちゃんの寝言である。うだるような暑さの中、時折吹き込む風に幸せを感じているようで、まあそれはそれで結構なのだけれど、さすがロックボーカリストというかなんちゅうか寝言も腹式呼吸かよ、それはもう莫迦でかい声なんである。必ず飛び起きてしまうんである。
 暑いわ騒々しいわ眠れないわ、どうして朝なのに私はこんなに疲れているのかしらと溜息のひとつもつきたくなるのだけれど、あの寝言というやつは本人にはいかんともしがたいようで、まあ気の毒なことである。というのも自身で制御できないとなれば、人に聞かれて不都合なことを口走る可能性もあるし、だいたい自分の知らないところで自分が喋っているなんてまあ恐ろしい、自分が寝言をいうたちでなくて本当によかったと思ってしまう。
 しかし傍で聞いているぶんには寝言はなかなか愉快で、「じゃあ、次のクイズいくよ」とか「あれ、おかしいな、これ動かない」などと(最近の実例)唐突に言われようものならやはり笑わざるを得ない。あんたはどこでなにしてんのか、と。たとえ隣に寝ていようと夫婦であろうと、他人との距離は計り知れないものがある。

投稿者 shiori : 12:03

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