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2006年06月13日

日記: What is your weight?

 今日もまた、ぴぴっという音が鳴った。これは何の音か説明すると、大ちゃんが風呂に入る前にふるちんで(おそらく)、体重計に乗っかっている音である。
 私もものを計測するのは好きで、メジャーを持ち歩いて目に付いたもの、エレベータのボタンの幅や缶麦酒の直径やなんかを測るのに凝っていた時期もあったが、自分の身体となると今も昔もまるで興味が湧かない。かろうじて身長が156cmと言えるぐらいで、視力や血圧も覚えていないし、靴のサイズも未だによくわかっていなければスリーサイズにいたっては測ったこともない。体重に関しても半年に一度測るか測らないか、45kg前後という大雑把な認識しかない。
 などと言えば「痩せてるから気にならないのだ」と反論されたりするが、その昔はクラスで二番目に太っていたし、ハイティーンの時分もぱつんぱつんのころころりんだった。でも当時も自分の目方には頓着はなかった。おまけに体重の多少にも頓着なく、男子に「お前、何キロあんねん」と聞かれて「多分50kg以上」などと平気で答えていた(もてなかったわけだ)。
 つまり、健康ならば何キロだっていいのである。人にはそれぞれベスト体重なるものがあって(どうして皆、痩身を志向するのだろう?)、オーバーすれば身体が重いし、下回れば持久力がなくなる。だから目方の増減は秤に乗らずともわかるのであって、運動選手のウエイトコントロールじゃあるまいし、頻繁に数値化することもなかろうと思うのだけれど、世間はそうは考えないようで「2kg増えた」とか「ウエストがxcmをきった」とか一大事のごとく言う人が多い。しかし、自分の目方に興味がないのに人のものに興味があるわけないじゃないですか、「へえ」と生返事をするしかなく、いきおい人に嫌な顔をされる。体重を聞かれて「ヒ☆ミ☆ツ」と答える人がいるが、あれもよくわからない。よくわからないので、100キロ?などとからかうとまた嫌な顔をされる。そういうことを言っていると、友達も減っていく。困ったことである。
 と書いている間に再び、ぴぴっという音が鳴った。これは何の音か説明すると、大ちゃんが風呂から上がった後にふるちんで(おそらく)、体重計に乗っかっている音である。もうこうなると遊んでいるとしか思えず、上記で述べたようなことを言う気も失せて、笑ってしまうことになる。

投稿者 shiori : 19:07

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