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2005年11月26日

日記: 11/26

ここのところ少々多忙につき睡眠不足が続いていて体調が芳しくないと自覚していたものの、美味しい酒と食事があればそんなものは治ってしまうと信じているし、実のところたいていは治ってしまうのだし、だから昨晩は赤ワインを開けてエスカルゴやら生ハムやらを威勢よく食べたのだ。それが大きな過ちだったと気付いたのは今朝の9時くらいのことで、以来日が暮れるまで再三吐き続けるというどえらい目にあったのだった。確かに昨晩はいつもほど酒が進まなかったし、料理もすべて脂っこく感じたし、そういえばエスカルゴもなんとなく気持ち悪かった、と思い起こしてはまた吐いた。エスカルゴはもう食べられないかもしれない。同じような経緯で、ぶりかまとミートソースが食べられなくなったのだ。そんなふうにして好きな食べ物を喪失していくだなんてなんて殺生な。悲しくなった。
年に一度くらいこういうことが起こる。風邪でも二日酔いでもつわりでもないのに、延々と吐く。下痢をする。熱も出す。もう何も出るもんがねえっすという段になってようやく折り返し地点、完全復調には丸二日はかかるだろうか。いわゆる自家中毒であり、遺伝的なものなので心配には及ばないのだけれど、それにしても吐くのはしんどい。2回目くらいまではまだ余裕があるのだけれど、回数を重ねるごとに吐くものも胃液に近くなるのでしんどさ倍増、絶望的な気分になってくる。死にたい、と明確に思う。しかしいったん吐いてしまうと束の間の幸せと安眠が訪れ、ああ助かったと安堵する。でもそれは文字通り束の間なので、再び便器を抱えながら死にたいと呻くことになる。
「この家には深手の獣がいる・・・」
とミックが呟くので笑ってしまうのだけれど、出ちまうんだよ、「お」に濁音表記の音がよ。用事が山積みの週末だったのに、すべてがおじゃんおじゃんおじゃ〜ん。健康第一。

投稿者 shiori : 10:58

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