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2005年06月05日

日記: 6/5

模範的な二日酔いだった。
大量にアルコールを摂取すると、このように血圧が高くなり、脈拍が上がり、頭痛と吐き気を催し、倦怠感および自責の念に苛まれます
と白衣を着た小人がしたり顔で説明しているようだった。
我が家では「二日酔いは負け」というコンセンサスがあり、どんなに飲み過ぎても「二日酔い?」と気づかれてはいけないことになっている。
だから今朝も遠のく意識の中で、平然とした顔で朝食を食べて、洗濯機3回まわし、トイレと風呂を磨き、掃除機をかけた。祖母の小水もとった。死ぬかと思った。
水をがぶ飲みして、救心なんたらとかいう謎の漢方薬とウコンを飲んで、昼頃にはなんとか人間らしくなる。
昼食は父がお好み焼きを大量に作る。おばちゃんといとこもやってきてみんなでもりもり食べた。空が明るくて、心地よい風が吹いて、すべてがきらきらしていて、頭痛さえなければ最高の昼下がりだった。ビールを飲みたいくらいだ。(懲りてない)
夜はチンゲンサイと豚肉のオイスターソース炒め、生桜海老、ほうれん草などをゆっくりと頂く。(缶ビール一本飲んだダメ人間・・・)
川上弘美『ニシノユキヒコの恋と冒険』という本を読む。
この著者の本はまだ読み慣れていないので、いつも思わぬ方に話が展開するのでおもしろい。村上春樹くらい読んでいると、著者の癖みたいなのがわかるので新鮮さは少ないが愛着はたっぷりだ。何に関しても、愛情を長続きさせるには新鮮さと愛着のバランスが大事だと思う。男女の仲もいわずもがな。
眠れるかな、と私が不安げに呟くと「体と脳の力をすうっと抜いて無の状態になればすぐ眠れるよ」とミックが言うので、いぶかりながらも実践した。おそらくだが、のび太なみのスピードで眠りに落ちる。
午後11時11分のこと。

投稿者 shiori : 14:23

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