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2007年08月04日

カタカナ: リーチ 立直

 パチンコやビンゴなどで、あと一つで手が完成する状態をリーチと呼ぶ。もっとも心拍数のあがる瞬間でもある。たかが一手、されど一手。この一手の遠いことったらない。このあたりが勝負事の妙と言える。
 そもそもリーチとは麻雀用語である。
 麻雀ではあと一牌でアガリ(和了)の状態をテンパイ(聴牌)と呼ぶが、その時にいくつかの条件が揃っていれば「リーチ」と宣言できる(つまりテンパイ=リーチというわけではない)。細かい説明は省くが、うまくアガれば点数が何倍にも高くなる。しかしあと一手だとわかれば相手も慎重になって、あたりそうな危険牌は捨てなくなるし、逆にリーチと宣言した以上手は変えられないので、相手にあたりそうな牌も捨てざるを得ない。そのあたりの兼ね合いが難しいところ。実は中国麻雀にはリーチのルールはなく、英語のreach(届く)が語源ではないかと言われている。
 テンパる、というのも麻雀から生まれた言葉だ。物事を抱え過ぎてパニックに陥る状態を指すわけだが、これはテンパイの時に相手にあたりそうな危険牌をツモ(自摸)ってしまって(牌を引くという意)、危険牌を捨てるかテンパイを崩すか、あ〜ん、困った、と焦ることに由来している。
 メンツ(面子)、トイメン(対面)、チョンボ(錯和)、アンパイ(安全牌)、レンチャン(連荘)なんて言葉もすべて麻雀用語。

投稿者 shiori : 12:26

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