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2006年03月10日

日記: (中指立てて)礼金

不動産屋に敷金礼金仲介手数料をどっか〜んと払いながら思うのは、どうして家賃を納めるのに「貸してくれてありがとうございます」などとお礼をしなきゃいかんのか、しかも額はあんたの言い値かよ、じゃあ何かよ、あんたはTSUTAYAで『タイタニック』を借りる時店員にぽち袋やんだろうな、「少ねえよ」となじられたら土下座すんだろうな、というようなことでつまり、礼金というシステムに憤怒を感じているのだった。同じような理由でレストランのサービス料というやつも気に食わない。やけに高いと思って領収書を見るとこっそり15%などとついていて、あのサービスでこの値段、もはやだまし討ちにあった気分である。いずれにしても「そういうことになってますので」と眼鏡を人指し指で押し上げるいけすかなさがあって、食堂なら二度と行かなきゃいいけれどマンションはこれから住まんといけんから払ったけど何ね?家賃二ヶ月ぶんて。きっと大家という人種は家賃命だから何でも家賃単位で物事進めるのさ、この婚約指輪家賃3ヶ月ぶんなの、うふ、今月の食費は家賃半分に抑えられたわ、むふ、とか言ってんだぜ、あはは、もう耐震強度以前の問題ですよ、「礼金を疑え」って垂れ幕作ってシュプレヒコールしちゃおうかしらん。というようなことをねちねち言い続ける私と暮らそうってんだから、ミックも物好きだよなと思うことが、正直、あります。

投稿者 shiori : 09:37

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